「こっちだってやってんだよ!」って怒鳴られた社会人1年目
大学を卒業し、就職したのは大手の損害保険会社。同期は108人。
初任地の辞令が出たとき、同期みんな全国に散っていきました。
たとえば、コテコテの関西人で長崎くん。当時彼女を大阪に残してきて遠距離恋愛中。
長崎くんは、「大阪に戻りたい!大阪の支店を希望します!」ずーっと言ってたんだけど、結局配属されたのは・・・”長崎”支店。 人事も社員の人生を弄んでいるかのよう(゚Д゚;)。 本人が泣き崩れていたのを思い出しました。
私の配属は、静岡支店。
それまで伊豆半島くらいしか行ったことがなく、静岡市には何の縁もゆかりもなし。
営業一課に配属され、静岡市・清水市の代理店を40〜50件ほど担当することに。相手は私より一回り、いや二回りも年上のおじちゃん、おばちゃんたち。
人生経験も営業経験も豊富。ホント、いろんな人がいました。
言われずともサクサク数字を上げてくる人。あれこれ要求してきて正直鬱陶しいけど、最後はキッチリ契約を取ってくる人。
もちろん、そういう人ばかりじゃない。
- 毎日忙しそうにしてるのに、まったく結果につながらない人
- やってるフリだけで、全然動いていない人
- やたらとマウントを取って威張ってる人
そんな人たちに、新卒の私でも「今月、もう少し数字なんとかなりませんか?」なんて言わなきゃいけないこともある。
やってる“つもり”が危ない理由
あるとき、数字が上がらない代理店の方に、やんわりと「今月もう少し頑張ってみませんか?」と声をかけたところ、

こっちだってやってんだよ!仕方ねーだろ!
と、思いっきり怒鳴られました。
そりゃ、新卒のワカゾーに言われたらカチンとくる気持ちもわかる。
でも、正直なところ、その代理店さんは、やってるように見えて、ムダな動きが多すぎた。
訪問先の見極めも甘く、提案資料も整理されていない。アポなし訪問も多くて、成果に結びつかない。「本人は頑張ってるつもり」でも、成果に繋がる“正しい努力”ができていなかったんです。
その代理店は、じきに他の代理店に統合され、いつの間にか代理店業からフェードアウトしていきました。
初めは熱い想いがあったのに、結果が出ないことで自信を失い、やがて離れていった。もったいない。
私は、あのときのやり取りを、今でもよく思い出します。
空き家が売れない人も、同じだと思う
最近、松戸市内の空き家について、こういう相談をよく受けます。

ずっと売りに出してるんだけど、全然決まらなくて…

不動産屋には頼んでるんですけどね…
でも、よくよく状況を見てみると、こんなケースが多いんです。
- 相場より明らかに高過ぎる価格で出している
- 写真が暗い/ピンボケ/ゴミが残っていて第一印象が悪い
- 買い手がどんな人か具体的に想定されていない
- 整備されていないまま、ネットに掲載されているだけ
つまり、「やってるつもり」になっているだけで、本当の意味で“売れる努力”ができていない。
それだけではありません。
実際に話を聞いてみると、こういう背景があることも少なくありません:
- 不動産会社に任せっきりで、進捗も確認していなかった
- 営業担当者の力量がイマイチで、戦略が感じられない
- 担当者が複数物件を掛け持ちしていて、片手間対応になっていた
売主さん自身は「お願いしてるし、任せてる」と思っていても、肝心の“中身”が伴っていないことが多いんです。
正しい方法で、準備して、動けば、売れる
松戸市の空き家でも、ちゃんと売れる事例はあります。
当社が関わった物件の中にも、
「3年間売れなかった空き家」が、
・現地整備(草刈り・片付け)
・販売価格の見直し
・買主ターゲットの明確化
を行っただけで、1ヶ月以内に買い手がついた例もあります。
問題は「本人の能力」じゃない。
やり方と、向き合い方なんです。
「やってるつもり」の売れない空き家 チェックリスト
- 売り出して半年以上、内見が1件もない
- 担当者と最後に話したのが数ヶ月前
- 価格設定を見直したことがない
- 写真が暗い or 季節感がズレたまま
- 周囲の空き家や環境の情報を知らない
1つでも当てはまるなら、
「売れてない」のではなく、
「売るための仕掛けが不十分」なのかもしれません。
まずは、「現状を見える化」するところから
“こっちだってやってるんだよ!”
でも、それで売れていないなら、やり方を見直すしかない。
一緒に、現状を整理してみませんか?
- 現地の状況
- 価格の妥当性
- 想定する買主像
- 写真・情報の見せ方
こうした点を無料でチェックし、改善案をご提案します。
「もう何年も売れなくて…」という方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
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