全国的に進む空き家化、世田谷は5万戸で最多

え?東京の世田谷が一番空き家が多いの!?
──そんな驚きの事実があります。
全国の空き家は約900万戸(2023年10月時点・総務省調査)。
総住宅数(約6,500万戸)の13.8%が空き家で、このまま対策を打たなければ2038年には3軒に1軒が空き家になるという試算もあります。
市区町村別で見ると、最も空き家が多いのは東京都世田谷区。その数、なんと約5万戸。
都心の世田谷ですら、空き家が確実に増え続けているのです。
空き家解体費はなぜ高騰しているのか【最新データ】
2025年8月10日の朝日新聞記事によると、2024年度の木造住宅(30〜40坪)の解体費は平均187.7万円で、前年度から7%増。
2020年度比では27%も上昇しています。
高騰の背景には、
- 廃棄物処理費の上昇(処分場不足・分別義務強化)
- 人件費・燃料費の値上がり
- アスベスト事前調査など法令対応の義務化
が挙げられます。
松戸・柏・流山でも進む“空き家放置”の現実
世田谷のように地価が高い場所なら、売却益で解体費を吸収できることもあります。
しかし松戸市(人口約50万)や柏市・流山市などの郊外では、解体費高騰がそのまま「放置の理由」になるケースが増えています。
結果として──
- 解体費が払えず空き家を放置
- 空き家が増えて街全体の資産価値が下落
- 周辺の不動産まで値下がり
- 所有不動産が「負動産化」
という悪循環が進行します。
所有者の心情的ハードルと現実的な負担
解体や売却を遅らせる理由は、数字だけではありません。
コメント欄や相談現場からも、次のような声が多く聞かれます。
「父が高齢で他界したら取り壊すしかないと考えているが、解体費用だけでなく遺品処分も大きな負担。」
「固定資産税もかかるし、売れるのであれば早めに売った方が良いと思う。」
「思い出は心の中に残し、物は残さない方が子どもへの負担を減らせる。」
動くなら今!放置しないためにできること
不動産はあの世に持って行けません。
残されるのは管理や税金、近隣トラブルといった“負担”ばかり。
本人が持っていけるのは、思い出だけです。
「あとでやろう」は、負動産の入り口です。
まだ選択肢があるうちに整理・売却・相続対策を進めれば、残される人の負担を減らせます。
松戸・柏・流山であれば、解体費を上回る価格で整理(売却・処分)できる可能性もあります。
まとめ:無料・秘密厳守の相談から始めましょう
あなたの不動産・実家について──
- 共有など権利関係が複雑になっていませんか?
- 認知症などで意思決定できない心配はありませんか?
- 使える特例措置をご存じですか?
まずは現状を整理するところから。
相談は無料・秘密厳守で承ります。