2025年7月、松戸市新松戸にある五番街のふれあいセンターにて、ご高齢の方々を対象とした成年後見制度に関するセミナーで、講師を務めさせていただきました。
成年後見制度と聞くと「難しそう」と感じる方も多いかもしれません。
ただ、将来に備えるために知っておくことは非常に重要です。
特に高齢者の方にとっては、判断能力の低下に備えて「誰に助けてもらうか」を考えることが欠かせません。

講師として気をつけたこと

実はこれまで、私自身もこうしたセミナーを受講する側として何度か聞いたことがありました。
その中でよく見かけたのが──
「オレ、こんなに知ってんだぞぉ」と言わんばかりに、難しい言葉を並べてドヤ顔で話し続ける講師。(・・・専門職に多いタイプ)
正直なところ、私はそういうタイプの人を見るたびに、「この人大いなる勘違い野郎だな」と思っていたんです(笑)。
というのも、聴いている側が知りたいのは「制度の細かい条文」や「用語の定義」なんかじゃない。
「自分がどうなるのか」「この制度が自分にどう関わってくるのか」──その実感を持ちたいだけなんです。
そんな私が、今回講師を務める立場になりました。
一番気をつけたのは、**受講者の方々が“自分のこととして考えられるようにすること”**です。
しかも今回は、受講者の多くが高齢者の方々という、私にとっても初めての経験。
「ちょっとでもリラックスして聞いてもらえたら」と、笑いの要素も取り入れたのですが…これがまぁ、見事に滑りまして(笑)。
高齢者の方々だからなのか、リアクションが薄く感じられて、正直少し不安になりました。
でも、講演は昼食後の時間帯だったにもかかわらず、誰一人寝ることもなく、話し終えたあとの質疑応答ではたくさんの質問が飛び交い、とても活発な時間になりました。
終わってみれば、なんとか無事に自分の役目を「まっとう(全う)」できたかなと、ちょっとホッとしました。

今回のセミナーを通じて
成年後見制度は、いつか誰もが向き合う可能性のあるテーマです。
こうした場を通じて、少しでも“自分ごと”として考えるきっかけになればと願っています。
もしまた機会があったら、今度はもっと笑いが取れるようになりたなぁ・・・目指せ漫談(笑)