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松戸市の人口の高齢化と2040年問題|65歳以上が多数派になる未来

松戸市でも加速する人口の高齢化

全国的に高齢化が進む中、松戸市も例外ではありません。特に注目すべきは、**2040年には65歳以上の人口が40〜64歳層を上回る「逆転現象」**が起こると推計されている点です。

下のグラフは、松戸市が公表した人口推計をもとに、当社でわかりやすく整理したものです。

  • 2023年:40〜64歳 約18万人、65歳以上 約13万人
  • 2035年:差が縮まり、65歳以上が約14万人に
  • 2040年:40〜64歳 約14万人、65歳以上 約15万人 → 逆転
  • 2045年以降:65歳以上が多数派となり続ける

出典:松戸市介護保険運営協議会資料(令和6年度第1回参考資料2)をもとに当社作成

今は2025年。2040年というと、たった15年後です。
この記事を書いていてふと気づいたんですが、その時、私自身も65歳以上の区分に入っているんですよね…。
正直、ちょっとショックです (;´д`) 


高齢化がもたらす松戸市への影響

65歳以上が多数派になることは、医療や介護だけでなく、不動産・資産管理にも直結します。

  • 医療・介護需要の増加:施設や人材不足のリスク
  • 空き家の増加:高齢者の入院・施設入居・相続に伴い放置される家が増える
  • 資産整理の必要性:不動産や預貯金を「どう扱うか」の判断を先送りできなくなる

さらに、当社が総務省の住宅・土地統計調査(令和5年)を分析すると、こんな現状が見えてきました。

  • 松戸市にある持ち家数は、約13.5万軒
  • そのうち 65歳以上の夫婦世帯・単身世帯は約4.4万軒(全体の33%)

つまり、**3軒に1軒は「高齢者が暮らす家」**という現実です。
この比率は今後さらに上がっていき、空き家や資産整理の問題が一層身近になります。


不動産と資産整理の視点から

「うちはまだ大丈夫」と思っている間に、家は古くなり、親は年を取り、いざという時には身動きが取れなくなる…そんなケースを何度も見てきました。

相続や実家の処分は、元気なうちに方向性を決めることが家族の負担を減らすカギです。
松戸市のデータが示す通り、2040年以降は高齢者が多数派。市場や生活環境の変化は避けられません。


まとめ:2040年を待つ前に準備を

以上により、以下のことがわかりました。

  • 松戸市では2040年に65歳以上が40〜64歳を逆転
  • すでに持ち家の3分の1は「高齢者世帯」
  • 高齢化は「空き家」「相続」「資産整理」と密接に結びつく


👉 「親の家、どうしようかな…」
👉 「相続や整理の準備、まだ早いかな…」

そう思った方は、ぜひ一度ご相談ください。
松戸市の最新データを踏まえ、地域に根ざした解決策をご一緒に考えていきます。

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