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マンションの建て替え|夢と現実のギャップに愕然…築40年のマンションは「負動産」なのか?

将来、古くなったら建て替えできるよね・・・


あなたは、ご自身のマンションについて、こんな期待をしていますか?

確かに、かつてあなたが購入し、愛着のあるマンションですから、そう思いたくなる気持ちもわかります。

ただ、現実は結構残酷です。

国土交通省のデータによれば、築40年超のマンションは全国で137万戸。

これは、日本のマンション全体の約2割を占める数字です。

他人事だと思っていた老朽化問題が、まさか自分のマンションの目の前に立ちはだかるとは…。

建て替えの光と影:成功事例の裏側で泣く泣く諦める人々

もちろん、成功事例もあります。東京・四谷の「四谷コーポレーション」は、築55年で奇跡の再建を遂げました。

しかし、これは超レアなケース。

高い住民参加率、強固なコミュニティ、そして何より「立地の良さ」が揃わなければ、再建の道は開けません。

では、あなたのマンションは?

もし、

・拡張できる土地はない
・駅から徒歩でかなりの時間を要する
・住民の高齢化が進み、経済的に余裕のない世帯も多い

ということだと、現実を見てみぬふりをするのではなく、具体的な対応を考えていくべきです。

2000万円払っても無理!?建て替えを阻む「お金」と「合意」の壁


もし、マンションを建て替えるとしたら、一体いくら負担することになるのでしょうか。

国土交通省の資料「マンションを取り巻く現状について(1)」によると、マンションの建替え事業における区分所有者の平均負担額は、近年増加傾向にあり、2017年~2021年では1941万円とのことでした。



では、現時点(2025年)で立て替えるとしたら、どうなるでしょう。

その頃と比べて物価高が進んでいるので、1戸あたり2000万円では到底足りないですよね。

一戸当たり2,000万円を負担しても建て替えが可能なのは、わずか0.7%(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬を含む関東で)、という試算結果が株式会社スマート修繕から出ていました。

これは、マンションの老朽化が進むにつれて、修繕費用や建替え費用がさらに高額になることを示唆しています。

2000万円…?そんな大金、どこから捻出すればいいの?


と頭を抱えたくなりますよね。

そして、もう一つの大きな壁が「住民の合意」です。

長年住み慣れた家への愛着、新しい生活への不安、そして何より「お金」の問題。

これらの感情が複雑に絡み合い、合意形成は難航を極めます。

建て替えだけが道じゃない。現実的な選択肢と向き合う時

もし、ご自身のマンションで検討した結果、「建て替え」の選択肢がないという結論になった場合、どうすればいいのでしょうか?

売却・住み替え:築年数が古いほど、売却価格は下落傾向に
賃貸へ引っ越し:毎月の家賃負担が増加
一戸建て購入:初期費用が高額

どの選択肢も、決して簡単なものではありません。

しかし、目を背けずに現実と向き合い、最善の道を選択するしかないのです。

マンションの建て替えは「夢物語」?まずは私たちにご相談ください。

マンション再建は、確かに茨の道です。

売却できるうちに売却する、というのも選択肢です。

ただ、

不動産売却って、何から始めればいいか分からない…


って思いますよね。

でもご安心ください。

不動産の売却に慣れているという方は、ほとんどいません。

そんなあなたにちょうどよかったです。

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また、無料個別相談も受け付けておりますので、お気軽にお声がけくださいね。

住み慣れたご自宅の売却・住み替えは決して簡単な決断ではありませんが、私たちと一緒に、あなたの未来を切り拓いていきましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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