2024年夏に公開され、なにかと話題の映画「侍タイムスリッパー」、もう観ましたか?
もし、まだ…ということだったら、絶対に観た方がいい映画です。
映画は、幕末に斬り合いをしていたサムライが、突如現代にタイムスリップしてしまった、という設定。
当初、この映画の紹介(予告CM)を観て、「へー、なかなか面白そうじゃん」と気にはなっていた。
ただ、監督も俳優も誰も知らない・・・^^;
そのうち、日常の忙しさに流されてしまう。
「まぁ、後でアマプラとかで観ればいっかぁ」という気持ちに。
でも、ネット上での評判が日に日に高まっていくのに影響されて。。
そしてついに11月の会社帰りの水曜日、一人で日比谷のtohoシネマズで鑑賞。遅い時間だったにもかかわらず、席はほぼ満席。
映画が開始されると、すぐに引き込まれてしまいました。
笑いあり、涙あり、心が温かくなるような展開で、最後はちゃんとオチもあり。
観終わったら、なんだかホッとしたような、勇気をもらったような。
不思議な気持ちになったんです。
「わざわざ映画館に観に来て、ホントよかった~」とすがすがしさも感じましたね。
勝手に自分に重ね合わせてスカッとした気分
で、この「侍タイムスリッパー」は、2025年3月に日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞。
この映画の製作費、たったの2,600万円。
もちろん、2,600万円というのは大金。家が買えてしまうくらいの額であることには間違いありません。
ただ、映画製作費として考えた場合、あまりにも安いと言わざるをえない。
比較として、例えば「戦国自衛隊1549」という映画がある。
これは、「侍タイムスリッパ―」とは逆の設定。
つまり、現代の自衛隊が戦国時代にタイムスリップしてしまう、という設定の映画。
調べてみたら、製作費は15億円なり~。
そりゃ、角川が製作しているし、配給は東宝だし。
その上、俳優は江口洋介・鈴木京香・北村一輝・綾瀬はるか・中尾明慶など有名どころばかり。
極めつけは、いきなり全国でロードショー。そうなりますわな。
「侍タイムスリッパ―」がいかに格安で製作されたのかがわかります。
ほぼ無名の監督・俳優陣で製作した超格安映画。
それが有名監督・著名俳優・巨大スポンサーを擁した映画の中でも見劣りしない。
それどころか、大きな賞を受賞してしまったという事実。
私は、単に一観客に過ぎない。
でも、勝手に自分の現在の状況に重ね合わせて、なんか胸がすく思いがしました。
権威なんてなくたっていい。肝心なのは…
やっぱり、純粋にストーリーとしての面白さなんだよね。映画「侍タイムスリッパ―」の話題性とか受賞したことなどを考えると。
大企業やどっかの団体のお偉いさんとか、有名大学の名誉教授とかが、講演やスピーチや出稿することはよくある。
けど、表面すくったような薄っぺらいきれいごとを並べていることが多いように感じる。
誰からもツッコまれない言葉で「説明」をして、無難にこなしているんだろうね、きっと。
ただそれでは、全然人のココロに刺さらない。
というか、1ミリも感情が動くことがない。。
時代もどんどん変わってきた。
「権威」とか「ご立派な肩書」とか「大手のブランド」とか「巨大な資本力」だけ、では通用しなくなってきたよね。
「肩書」とか「権威」を過度にありがたがったり、すがったりしてきた人たちもいる。
でも、ひとたびそれが外れてしまうと、萎れた風船みたいになっていくんじゃないでしょうか。
面白いストーリーは、人を動かす
一方で、たとえ無名でも、面白い「ストーリー」は、人を動かす。
そして、自分を含めた人の人生を豊かにできるパワーがあると感じた。
私たち、株式会社まっとうも、創業間もなく無名でまだまだ小さな会社です。
安定を捨て、未知の世界へ小舟をこぎ出したばかり。
「侍タイムスリッパー」から、なんだか勇気をもらいました。
自分も、また明日らから頑張ろう、そう思えるいい映画でした。
追伸:
不動産の売却や資産整理は、人生の一大事。不安や心配、期待や希望、色々な感情が入り混じっていると思います。
あなたの資産課題やお困りごとについて、お聞かせくださいね。
一緒に悩み、知恵を絞って解決し、一緒に喜べたらいいなと思います。